Interview

社員インタビュー

一緒に
チャレンジしてくれる、
未来の仲間へ。
執行役員 /
R&D・製造グループ グループ長
加藤 拓 Taku Katoh

新潟県内の射出成形メーカーにて、15年間、プラスチック製品の金型や成型品づくりからクライアントの新製品の試作まで幅広く担当。2019年12 月に株式会社バイオマスレジン南魚沼に入社。ライスレジン製造のリーダーとして、熊本、 ベトナム、福島の工場立ち上げに携わる。2024年9月からは株式会社ライスレジンにて、執行役員/R&Dグループ・製造グループ グループ長をつとめる。

地球環境を守り、社会に必要とされる「ライスレジン」
地球環境を守り、社会に
必要とされる「ライスレジン」

ライスレジンを製造する魅力について教えてください。

世の中から求められる仕事だと実感できるのが、最大の魅力ですね。前職では射出メーカーでプラスチック加工を手がけており、ちょうど新しい環境でチャレンジしてみたいと考えていた時に、米とプラスチックを混ぜた「ライスレジン」を知ったんです。

これまでに作っていたプラスチックは、石油由来のもの。最終的には廃棄され、ごみになってしまいます。地球環境のことを考えると、決して良いとは言えない。そう思っていた時に、地球環境に配慮したプラスチックがあると分かり、心が動かされました。

同じプラスチック加工でも、製造過程はだいぶ異なるのでしょうか?

ライスレジンの製造については、全く異なる領域の知見が必要でした。プラスチックを加工する際の温度条件や樹脂の特性に関する知識は役立ちましたが、「米と樹脂を混ぜる」という工程は未経験。どのように樹脂を溶かして混ぜ合わせれば良いかなど、新たに学ぶべき知識も多くありました。

ポリエチレン、ポリプロピレンなどプラスチックの種類に応じて異なる特性や加工条件について実践を重ねながら、うまくできるまで繰り返すことが求められます。

トライアンドエラーを繰り返すこともあるのですね。どのようなモチベーションで、製造に向き合っているのですか?

どちらかと言えば「良い結果を目指す」というよりも、モノづくりを突き詰めていく喜びに突き動かされているかもしれません。工場の同僚や先輩社員と一緒に、今よりももっと良いものができるはずだと信じていたからこそ、高いモチベーションで取り組めていたのだと思います。

全員が一丸となって、開発に集中できる点は、私たちの大きな強みでもありますね。だからこそ、素材そのものを開発していく技術力の高さを維持できているのでしょう。

メンバーと試行錯誤を重ね、新しい素材を生み出す喜びがある
メンバーと試行錯誤を重ね、新しい
素材を生み出す喜びがある

実際の業務内容について、詳しく教えてください。

浪江工場では主に2つの品番改良と、製品開発を行っています。1つは軽くて強度が高く、耐熱性に優れているポリプロピレンベース。もう1つは日常生活で広く使われ、柔軟性に優れているポリエチレンをベースにした樹脂と、それぞれグレードアップを目指して日々試行錯誤しています。

既存の製造工程の中で発生する不具合を改善し、より良い製品の開発に向けて工夫を重ねているところです。現在6名のメンバーで生産に取り組んでおり、私ともう1人の開発担当者で生産のためのレシピを考案して一緒に試作を進めています。

改良・開発を進める上で、気をつけていることはありますか?

品質の維持には、常に注意を払っています。米の品種によって製品の質が変化しやすいため、高品質を維持するのは本当に難しいんです。米の銘柄だけでもかなり変わってきますから。

例えば、品質管理の担当者が製品を検査する際にライスレジンでできたプラスチックシートに光を当てて、確認するんです。きちんと混じり合っていないと、米粒がシート内に残ってしまい、はっきり見えてしまいます。

そのままの状態で出荷されてしまうと、次に成形する工程で品質不具合を起こしてしまい、生産ラインを停止させてしまうかもしれません。事前に問題を防ぎ、安定供給を守っていくことも私たちのミッションです。

加藤さんは現在、執行役員でもあります。経営側の視点から見た、「工場で働く魅力」とは?

ライスレジンは温度調整が難しく、成形にもさまざまな制約があります。しかしそうした課題が解決できれば、世の中にもっと広がっていくはず。私たちはそうした「未来の素材」を開発し、社会に届けています。

素材の開発に携われるメーカーは、国内でもほんの一部しかありません。さまざまなモノづくりの原点を生み出す立場で、プライドを持って取り組めているところは非常に魅力的ではないでしょうか。

もちろん、今はまだ完成形ではありません。ここからさらに良いものを作っていけると信じていますし、そのためにも仕事の魅力を積極的に伝えていく必要があると思っています。

経験よりも大切なのは、探究心と向上心。そして前向きな気持ち
経験よりも大切なのは、探究心と
向上心。そして前向きな気持ち

どのような方が、この仕事に向いていると思いますか?

ただ生産の仕事に集中するのではなく「なぜこうなるんだろう?」「どうしてできないんだろう?」と日々考える探究心や、向上心がある人と一緒に働きたいです。協調性があり、前向きに行動できる方も活躍できると思います。

最後に、未来の仲間に向けてメッセージをお願いします。

私たちはチームで仕事に取り組みますので、お互いにコミュニケーションを取りながら、一緒に試行錯誤していくつもりです。経験よりも、まずは目の前の仕事に思い切ってチャレンジしてみること。そこから始めていきましょう!

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